2006年11月01日
あんころチームのいしだです。
昨日の産経新聞に掲載されたインタビューで、森元首相がとんでもないことを語っています。以下引用です。
森元首相に聞く 参院選争点は「日教組壊滅できるか」【2006/10/31 東京朝刊から】
(中略)
とにかく国全体が乱れているよ。大切なのは教育であり、社会環境。IT化が進んで連帯社会・地域社会が壊れかけているわけでしょ。その元凶をはっきりさせないといけない。教育委員会か、文科省か、知事か、市町村長か…。教育改革とは社会構造全体を変えることなんですよ。
一番の問題は知事だと思うね。知事は必ず自治労と日教組と妥協するんです。それで次の選挙で応援させる。そうすればよほど失政がない限り、2期、3期はやれる。さらに4期、5期…。地方議会も知事の子分に成り下がっている。
だから日教組、自治労を壊滅できるかどうかということが次の参院選の争点だろうね。どう決別できるか。民主党にはできないんだから、自民党はそれを争点にすべきだと思うよ。
ここから読み取れるのは、教育基本法を改悪して、与党が教員を法律で縛ることができるようにし、次の参議院選挙では自民党が大勝できるようにするという選挙戦略です。
そもそも、労働組合には憲法で団結権が保障されていて、国が労働組合を潰すことは憲法違反です。さらに、それを与党の選挙政策に位置づけるというのは、公職に就く人間にあるまじき行為です。力に任せて、憲法や法律を破ることしかできない政治家に限って「国民の規範意識」を問題にするのは、本当に許せません。
今の「教育改革」は、わたしたち主権者の投票する権利すら奪おうとしています。教育基本法改悪の問題点は、ここにはっきり示されています。多くの人に、この問題を伝えていきましょう。
posted by あんころ at 11:50
|
Comment(2)
|
TrackBack(6)
|
情勢
この記事へのトラックバック
市民がちゃんと考えなければならない問題なのに…
Excerpt: 民主主義の国で,本当にこんなことがあるなんて信じられないです。 私は,政府や与党と考えが違うこともよくありますが,でも,政府も,基本的に民主主義を尊重して,話し合いで国を動かすことを大事にしているこ...
Weblog: 弁護士村上英樹のブログ
Tracked: 2006-11-01 21:06
「やらせ」発覚!教育基本法「改正」で
Excerpt: 月も変わったので、少し息抜きの記事を書こうと思っていた矢先、 今の臨時国会で安倍
Weblog: tamyレポート
Tracked: 2006-11-01 23:35
身勝手な政治家が子供に悪影響
Excerpt: 「子供を一人も産まない女性が将来福祉を受ける権利はない」とか言ってたバカ狸(名前)森喜朗だっけ? アンタ発言せんで黙っててよ!気分が悪くなるからさぁ~。 造反組の早期復党だとぉ~。「十分罪は償った」誰...
Weblog: 競艇場から見た風景
Tracked: 2006-11-02 19:08
総理大臣は内閣府の長「注意した」で済む問題?
Excerpt: 安倍「お坊ちゃん」政権の最重点法案「教育基本法改正」で、「やらせ」(インチキ)とは、とんだお笑い種だよ!タウンミーティング「やらせ」野党が政府追及へ 民主、共産、社民、国民新の野党4党は、青森県で9月...
Weblog: 競艇場から見た風景
Tracked: 2006-11-03 02:37
森元首相が「日教組壊滅」を明言
Excerpt: > 安倍晋三は反共思想(128518)で、日教組と真っ向から対立する。愛国心教育(→再軍備化へ?)の安倍政権にとっては、日教組が学校教育を主導していくと都合が悪い。かつては、軍国化への警戒心が国...
Weblog: 斎藤幸雄
Tracked: 2006-11-04 15:09
あまりにも痛すぎる 日教組
Excerpt: 参院選争点「日教組壊滅できるか」by森喜朗 あんころブログより(教育基本法の改悪をとめよう! 全国連絡会のブログ) 2006年11月01日 森元首相が「次の参院選の争点は、日教組と自治労を潰す...
Weblog: 渡部昇一的ココロだー!!
Tracked: 2006-11-26 20:33
それにしても、労組をつぶすという発言は、具体的行動を伴わぬともそれ自体が不当労働行為であります。およそ、政治家としての資質を疑いますね。実に酷いです。現時点では、国会において自民党が圧倒的な多数をなしておりますから、この発言でもって森氏が議員辞職という話にはまずならないでしょう。しかし本来ならば、こんな失言をすれば、議員辞職という話が出てもおかしくないですよ。
それはともかく、与党勢力が教育基本法改正を急ぐ理由というのが、これで見えたような気がします。民主党をつぶすためには、その支持母体である日教組をつぶす必要があると…。ならば、教育基本法を改正して、政府が教育現場に直接圧力をかけられるようにしようと。そういう訳です。つまり、与党勢力の政治的野心の為に、教育現場を利用しようというのです。与党勢力が教育基本法改正の理由として挙げる、”社会が乱れているから云々”というのは、建前に過ぎないと。最悪です。
で、同様に問題なのが産経新聞です。労組をつぶすという犯罪行為を悪びれずに語る森氏に対し、何ら批判的な文面を記していません。森氏の発言を垂れ流すのみです。自分たちは右寄りじゃない、まして犯罪行為を許すわけではないと産経新聞社は居直りましょうが、この記事の書き方では、そう思われても致し方ないかと…。
とはいえ、教育基本法改正に反対の思いを持っている我々のような人間には、思わぬ形で反撃の材料ができましたね。与党勢力は、国民のことを思って教育基本法改正を行うわけではなく、民主党をつぶすための地固めとして行うつもりなのだということが、これで明白になった訳ですからね。正直言って、教育基本法改正を食い止める道は相当に険しいです。しかし、この失言によって、ある程度光が見えてきたような気がします。
では。長文、失礼しました。
労働組合=抵抗勢力みたいなイメージ、ただそれを利用しようってんじゃないでしょうか。
だとしたら、自民党も終わりですね。自分の魅力を語れないんだから。