与党の暴挙によって、教育基本法改悪法案は強行採決されてしまいました。しかし、わたしたちは、確実に一歩一歩、教育基本法の持つ意味と改悪法案の問題点を知り、一緒に行動する仲間を増やしてきました。
「与党は、このような暴挙を繰り返すことはできても、わたしたちが広げてきた運動をくつがえすことはできない。」この間、延べ1500人以上で座りこみを行ってきた北教組の方は、抗議の国会前集会でそう語っていました。
国会審議の中で、教育基本法改悪法案は憲法にも反する内容であることが明らかになっています。今回の採決は与党があまりに恥を知らないことを示したのであって、わたしたちの正当性は揺るぎません。
これまでに得たかけがえのないつながりをさらに広げて、新しい一歩を踏み出しましょう。









今日も、議員会館前はびっしり座りこみの列が続きました。
12日の中央公聴会で意見を述べた浅野くんは、今日は一番乗りで座りこみにきてくれました。「中央公聴会に来るまでは、国会前で座りこみをやっていることも知らなかったが、公聴会で意見を言う機会をもらったからには、来ないといけないと思った」とのこと。彼の責任ある態度を与党議員にも見習ってもらいたいです。
座りこみの途中には、リレートークをやって国会前に駆けつけてくれた人たちの思いを交流しました。話をしてみると、教員や学生、さらに神主さんやお坊さんもいて、それぞれの立場や座りこみにくることにしたきっかけは様々でも、それぞれに教育基本法の改悪をとめたいという強い思いを持っていることがわかります。大変な中でも、お互いの立場を認め合いながら、信頼しあって、力を合わせる場が生まれていることにとても希望を感じました。
サンタの格好をしたZAKIさんたちが横断歩道で歌のパフォーマンスをする場面もありました。



18時前になって、参議院本会議で採決が強行されたとの情報が入り、場は騒然としました。国会前の座りこみのそこここで一斉にシュプレヒコールがあがりました。しかし、与党は採決を強行!!!
18時からは抗議の国会前集会となりました。呼びかけ人の大内さん、三宅さん、社民党・日本共産党の国会議員、学生、弁護士、教職員組合、リレーハンスト、「日の丸・君が代」での被処分者などから「教育基本法改悪法は、憲法に反している」「国会議員は民主主義をはき違えている」といった怒りの声があがります。
そして、これまでのたたかいが獲得してきたものをお互いに確認し合い、この集会からともに新たな一歩を踏み出すことを決意しました。抗議の国会前集会は、これからも続くたたかいの始まりの集会となりました。



この日の締めくくりとして、首相官邸前に向かってシュプレヒコールをしました。
ただ、今日はそれだけでは気持ちは収まりません。全体での行動のあと、残った若い世代で、さらに首相官邸に抗議の声をあげました。
まだまだたたかいは続きます。倦まずたゆまず進んでいきましょう。